40歳の寄り道

某月某日。

犬と海

2月5日、日曜日。

家族で海に行く。犬も一緒だ。昨日は夫が二日酔い気味だったが、今日は私がお酒が残っている感じ。でも私は運転はしないので問題ない!?

車の中での私と夫の会話。

夫「犬がリラックスする音楽ってなんだろう」

私「ダックスフントは、ドイツの犬だからベートーベンとかいいんじゃない?」

夫「運命!」

私「そうそう」

夫「今、運命の扉が開く…!ちわーっ三河屋でーす」

私「ぎゃはは、御用聞きかよ」

サザエさん』を知らない息子は、私と夫の意味のない会話を聞きながら、ぽかんとしている。

海に到着。

うちの犬にとっては初めての海である。

走り回る犬を見て

「犬は喜び庭かけまわり♩」

という『雪やこんこ』のフレーズが浮かんだが、雪ではなく砂浜だし、庭でもない。しかし、本当に嬉しそうに走る。つられて一緒に走る夫を見て、伸縮するリードを持ってこれば良かったと思う。

犬と夫が遠くまで走って行ってしまい、砂に足を取られてしまい、うまく走れない私は引き離され、少し寂しい気持ちになった。本当にこのまま自分だけ置いてかれちゃうんじゃないかって。人気のない海が私を不安な気持ちにさせ、必死に追いつこうと頑張って歩いた。

海なし県に生まれ育った息子は、「本当に海はしょっぱいのか、海水を舐めてみたい」と言い、やってきた波を人差し指でちょこんとつつき少し舐めていた。美味しかったらしい。海水が美味しいってどういう感覚だ。「貝を拾ってこの中に入れたら」と、息子に袋を渡す。犬が糞をしたとき用に、バッグの中に入れておいた袋だ。息子はせっせと綺麗な貝を拾い袋の中に入れる。

1時間ほど海で遊び、道の駅などにちょっと寄り道して帰宅。

楽しかったね。