41歳、黄桃記念日

某月某日。

【映画】エストニアの聖なるカンフーマスター

2024年10月17日

映画『エストニアの聖なるカンフーマスター』を見に行く。映画を見に行くときは、いつも一人だけど今回は夫も一緒だ。私の趣味に付き合わせて申し訳ないという気持ちと、私の選んだ映画は絶対に面白いに違いないという期待でいっぱい。

この映画は、ブラックサバス、カンフー、信仰という何の接点もなさそうなものが融合した映画。映画が始まってすぐ、三人のカンフー使いが天から降りてきて、ラジカセでメタルを爆音で響かせながら主人公を襲撃する…という「何が起こった!?」と思わず吹き出しそうになってしまった。しかし、誰も笑っていなかったから我慢した。その後は、主人公ラファエルが急に信仰に目覚め、全く予想のつかない展開。ずっと「なに?なに?」「何を見させられているんだろう」の連続だった。

エストニアがどういう国なのかもよくわからなければ、ブラックサバスはオジーオズボーンくらいしか知らないし、カンフーも信仰もわからず勉強不足かもしれない。でも、この映画は深く考えちゃダメなやつだ。とりあえず音楽に乗りながら独特の世界観を楽しむのが良いのかもしれない。

主人公ラファエルの弾けるような笑顔や自由さも良かったが、私はラファエルの先輩であるイリネイが大好きで、途中から気がつくとイリネイを応援していた。イリネイはすごく真面目でまっすぐなんだけど、巻き込まれちゃうタイプのキャラ。そんな中で、自身の内面と葛藤していく姿がすごく良かった。

映画が終わった後、映画館のグッズ売り場はパンフレットを買い求めるお客さんでいっぱいだった。私もこの映画のことをもっとよく知りたいと思い、どうしても買わずにはいられなかった。私の前に並んでいた人が3冊購入していたのには驚いた。

「合わない人には合わないが、好きな人は100回見るだろう」と、この映画の予告にあった。私は、100回見るタイプの人間だ(夫は合わなかったらしい)。

で、あの冒頭の三人は何だったんだろう。

Xに書いた簡単な感想↓

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