41歳、黄桃記念日

某月某日。

出雲旅行記② 旅の目的が温泉旅館で読書というのもアリだと思う

2024年10月14日(月)

ホテルを出て、コメダ珈琲で朝食がてら旅の計画を立てることにする。コメダはうちの近所にもある。いつか息子が成人して、夫と二人きりになったら、週に一度くらいコメダでまったり朝食を取るのも良いなあと思う。 

道中、テレビの中継車を見かけた。なにかの撮影かな…と思ったら『10/14 出雲駅伝 フジテレビで生中継』と書かれた看板が目に入った。わあ、今日じゃん!出雲大社の鳥居を背にスタートするのを写真か何かで見たことがある。出雲大社のあたり、混むだろうなあ。

8時50分頃、念願の出雲大社に到着。神在月の出雲大社。全国の八百万の神々が出雲の国に集まる月だ。一礼をして鳥居をくぐり、境内を歩く。心地よい風が吹いている。ここを訪れることができたというだけで感謝と喜びを感じ、自分の願い事とか不思議とどうでもよくなった。と、言っても「こういう自分になれるようがんばります」と、神様に誓ってきた。

神門通りで適当な飲食店に入り昼食。出雲といったら蕎麦だ。「日本三大蕎麦」の一つでもあるらしい。私と夫は割子蕎麦、蕎麦があまり好きではない息子は豚丼を注文。割子蕎麦というのは、蕎麦に直接薬味とつゆをかけて頂く。蕎麦の香りがとても豊かで美味しかった。デザートのぜんざいも優しい甘さで、旅の疲れが吹き飛んだ。

昼食を済ましたあとは、出雲駅伝の応援合戦が行われている神門通りを抜け、車に乗って移動開始。

次の目的地は松江。京店商店街を散策した後、松江城へ。外気温27度。歩き疲れた私は松江城の天守閣に登るのはパスして、外のベンチで休憩。夫と息子が松江城の中に消えていく。しばらく待っていると、誰かが天守閣から手を振るのが見えた。多分、私に向かって手を振っている。よく見えないけれど、夫だろうか。手を振り返してみたけれど、夫じゃなかったら気まずいな。あとで車の中で「さっき、手を振ってたのあなただった?」と夫に尋ねたら「そうだよ」と答えた。

松江城の写真を撮ったつもりでいたが、後からカメラロールを見返してみるとマンホールの写真しか撮っていなかった。

松江の後は、玉造温泉。旅館に到着後、家族三人で、テレビを見たり、スマホを弄ったりしながら、ひたすらごろごろして過ごした。私は読書タイム。読書合宿なんて言葉をたまに聞いたりするけれど、温泉旅館というのは退屈な時間が意外とあって、本に集中できる最高の空間だなと思った。旅の目的が、温泉旅館で読書というのもアリだと思う。読書に限らず、ゲームをしたり、勉強するでも良いと思うし、スマホから離れて家族でボードゲームしてみるのも良いと思う。

夕食は、バイキング。海鮮食べ放題。私は、ここでもまた蕎麦をいただいた。席について食事をしていると、従業員の方が「日本酒いかがですかー」とやってきたので、せっかくなので頂くことにした。温泉に入る前に、そんなものを呑んで大丈夫だろうかと思ったが、呑んでから2時間くらい時間を置いて、さっと入れば問題ないだろう。日本酒「出雲富士」。まろやかでとても美味しかった。

部屋に戻り、読書しながら酔いを覚ました後、温泉へ。水分をたっぷり取るのも忘れずに。露天風呂にジャグジー、最高だった。温泉に置いてあった日本酒の洗顔料、日本酒好きにはたまらない香りがした。

再び部屋に戻ると、息子がクラスの友達ととても楽しそうに電話で話していた。家族と話すときは、つまらなさそうなのに。それでいいんだ。

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