40歳の寄り道

某月某日。

夫婦のシンクロシニティ

《2022.12.6(火)》

昨日はジャンパーを着ずに登校した息子だが、今日はジャンパーを着てくれた。寝ている間、少し雪が降っていたみたいで、さすがに寒すぎた。

夕方、息子が遠足の集合写真の申し込み用紙を持って帰ってきた。Aの集合写真はポーズなしで、Bの集合写真はポーズありだという。見本は学校に飾ってあるというが、特に学校に行く用事もないし、わざわざ見に行こうとも思わない。どちらが良いかと息子に尋ねると

「どっちも目をつぶってしまったから、どっちでもいい」

と言うので、ポーズありのBの集合写真を申し込む。

夕食にスパイスカレーを作っていたら、夫が帰宅。

「おお、今日はカレーか。なんとなく今日の夕食はカレーだろうなと思ってた」

夫は、私の作る夕食をよく当てるらしい。仕事中に、ミートソーススパゲッティだとか、鮭のムニエルだとか、なんとなく思い浮かべ、帰宅すると、私がその料理を作っているということがよくあるのだとか。何の役にも立たないような能力だが、長年、一緒にいるから、離れていても考えていることがわかるのかなあ。

 

《2022.12.7(水)》

散歩中、犬がパクッと何かを咥えたので、口をこじ開け取り出すと、何かが私の指にピタッと巻き付いた。

ぎゃあああ、生きたみみずだー!!!

手をぶんぶん振ってみみずを逃す。こんな寒い日にもみみずっているのだなあ。みみずじゃなかったりして。生き物かどうかも本当はわからない。それはそれで怖い。

死んだ蚯蚓も生きた蚯蚓も食ぶる犬
蚯蚓食ふ犬よ飼はれて幸せか(『澤』令和4年9月号より拙句)

夕食は、ささみのフライにする。

20時頃、夫が帰宅。夫が、なんの変哲もないささみのフライを見てとても驚く。

「今日の俺の昼食、蕎麦とささみのフライだったんだよね」

これも夫婦のシンクロシニティか。