39歳のトロピカルジュース

日記。誕生日のたびにブログタイトルが変わります。

8/30 夏休みが終わった

夏休みが終わり、

「あー学校に行きたくねえ、めんどくせえ」

と言いながら登校した小学5年生の息子。前日の夕食は、「学校のことを考えると食欲がなくなる」と言って、ほとんど食べなかった。どこのニュースを見ても、夏休み明けに自殺が急増などとやっていて、少し心配になったが、親の対応としては何が正しいのだろうと、答えを見つけ出せないまま、息子を学校に送り出した。私自身も、小中学生の頃の夏休み明けも、そうでなくても学校に行きたくなくて泣いていたけれど、不登校という選択肢は親も祖父母も絶対に許してくれなかった(おかげで皆勤賞を取ることができた)。自分の子には同じ思いをさせまいとずっと思っていたが、親の立場になってみると、簡単に休ませてしまうのもなんだか違うような気がして、ただただ息子の愚痴を頷きながら聞いているだけだった。

久しぶりの一人の時間。犬と遊んだり、家事をしたり、買い物をしたり、ゲームをしたり、何か特別なことをしたわけではないけれど、昼ごはんを作る手間だけがなくなり、ごはんの上に豆腐や納豆、なめ茸、ちりめんじゃこなど、火を通さなくても食べられるようなものをざっと乗せて食べた。一人の時間ってやっぱり良い。

15時、下校する子どもたちの声が聞こえると、うちの犬は、カーテンの中に潜り込み、窓の外に向かいワンッワンッと吠える。子どもたちの群れの中から知っている顔を見つけると、犬の尾がるんるんと激しく左右に揺れる。犬がカーテンから飛び出し玄関に向かう。私も玄関の鍵を開けに行く。息子が帰ってきた。

「学校、めっちゃ楽しかったー」

とめっちゃ笑顔。親を心配させまいと、わざと元気に振る舞っているのではないだろうかと心配したが、学校での出来事や今日の給食のことを嬉しそうに話してくれた。本当に楽しいという気持ちが伝わってきた。とりあえずほっとした。どうか毎日、息子の楽しい報告が聞けますように。

8/28 冷たい紅茶とフルーツオレ

夫とドライブ。なんとなくコストコに行こうかという流れになった。シナモンシュガー、グレープフルーツのシラップ漬け、ディナーロール、トイレットペーパー…買いたいものがたくさんある。しかしコストコの駐車場はとても混雑しており、ハザードランプを点灯させて空きが出るのを待っている車がたくさん。何周も何周も駐車場をぐるぐるしたけれど、私も夫も心が折れてコストコの駐車場を出た。

「他に行きたいところある?」

と、夫に聞かれたので

「ショッピングモールに行こう」

と答えた。

「いいよ」

と、夫が言いショッピングモールまで車を飛ばす。コストコの駐車場に入れずイライラしたのか、夫の運転がいつもより荒く感じる。車酔いはしないはずの私が、少し気持ち悪くなっている。バッグの中で飴を探すが見当たらない。仕方なく夫と何気ない会話をしながら、時々カーオーディオから流れてくる音楽に合わせて口ずさんだりしながら酔いを紛らわす。

ショッピングモールに到着。こちらも混雑していたが、駐車場にはスムーズに止めることができた。二人で、文房具屋に行きガラスペンや、いろいろな色のインクなどをぼんやり眺めた。その後、カルディに行き白黴のついたサラミを買った。

まだ気持ち悪い。車酔いじゃなくて暑さのせいかも。自動販売機で冷たい紅茶を買って車の中でちびちび飲んだ。夫はフルーツオレを飲んでいた。

カーオーディオから大江千里の『夏の決心』が流れてくる。夫が「この曲、初めて聞いた」というので驚く。私が小学生とか中学生の頃の夏休み、『めざましテレビ』のあと、なんとなく流れで見ていた『ポンキッキーズ』で、よく流れていたイメージ。斉藤和義の『歩いて帰ろう』や山下達郎の『パレード』も印象に残っているけれど、一番好きなのは大江千里の『夏の決心』。子どもの頃のギラギラした夏休みの記憶が蘇ってくるような感覚が心地良い。ああ、明日で息子の夏休みが終わる。

夜、テレビで、白血病で亡くなった女子高生のドキュメントを見た。亡くなる直前まで、彼女が自分らしく精一杯生きる様子が映し出された。今、自分にできる悔いのない生き方ってなんだろうと考える。やりたいことに思い切りチャレンジすることだろうか、働き始めお金を稼ぐことだろうか、それとも専業主婦のまま家族の笑顔を守ることだろうか、今みたいになんとなく生きているだけでも良いのだろうか。

 

7/31 運が良ければ黄身二つ

朝、目玉焼きを作ろうと、卵を割ってフライパンに落としたら、黄身が二つで嬉しかった。


昼食は、湯煎で簡単にレトルトカレーにしようと思い、正午になるギリギリまで何もしなかった。しかし、ずっと家にあると思っていたレトルトカレーがなくてピンチ。何かささっと作れるものはないかと慌てて台所の至るところを探し、チャーハンの素を見つけた。よし、チャーハンにしよう。卵を割ったら、これまた黄身が二つ。卵パックに入っていた紙に「運が良ければ黄身二つ!」と書いてあるのに気がついた。

夫はS字フックやカラビナが好きで、今日も100円均一にるんるんしながら足を運び、S字フックとカラビナを買ってきた。家のさまざまなところに、大小いろいろな大きさのS字フックやカラビナがかけてあり、そのほとんどが使われていなかったり、カプセルトイのキーホルダーや、いつ使うのかわからない手品の輪っかがかけてあったり、はたまたS字フックにS字フックがつらつらとかけてあるとか、意味があるのかないのかわからない使われ方をしている。今日買ってきたS字フックやカラビナも、大した使われ方はされないのだろうなあ。

夜の犬のお散歩は、足が痛むのでお休み。夫と子供に行ってもらう。在宅のお仕事も今日はやらずに早く寝る。

7/28 空を眺める蝉

久しぶりに袖を通したエメラルドグリーンのTシャツは、昨年の柔軟剤の香りがした。今まで着なかった理由があるわけでもなく、ただ何となく手に取らなかっただけ。ずっと忘れていた着心地の良さを思い出して嬉しい。今年の夏は、このTシャツをあと何回着ることができるだろうか。

夏休み三日目、今日も昼食に悩む。冷蔵庫の中にはひき肉と、卵、中途半端に余った野菜がいくつか…これらで作れるものはなんだろうか。キーマカレーはこの前、作ったもんなあ。うーむ…と考え、思いついたのはロコモコだった。野菜を刻み挽肉と混ぜ、ハンバーグのタネを作り、それをフライパンで焼く。それをごはんに乗せてデミグラスソースをかけ、目玉焼きと千切りキャベツを添えれば、ロコモコの完成。ああ今日も無事に昼ごはんを作ることができてよかった。

午後、冷蔵庫の中が寂しいので買い物に行く。夏休み中のお昼ご飯に使えそうな食材をたくさん買う。お菓子や、ビールのおつまみも買う。レジに並んでいると、前に並んでいた女性が

「レジ袋お願いします!ゴミ袋に使いますので!」

と、少しびっくりするくらい大きな声で、店員さんにお願いしていた。レジ袋を受け取ると、

「ありがとうございます!」

と、また気持ちいいくらい大きな声で言った。店員さんもつられて大きな声で「ありがとうございました」と言った。私の番になると、再び店員さんの声が、いつものボリュームに戻った。

買い物から帰宅すると、庭に一匹の蝉が仰向けになって空を眺めていた。行く時には、いなかった蝉だ。まだ生きているかもしれないなと、いきなり動き出すのを覚悟しながら、蝉に近づく。すると、ジリジリジリッと激しく暴れ、最後の力を振り絞って、どこかに飛んでいった。うん、やっぱりいきなり動くのは、覚悟していてもビックリする。きっともうすぐ逝くのだろうな。どうか人気のない静かな場所で、安らかに眠れますように…と飛ぶ蝉を見ていた。

7/26 世代交代

小学校の夏休みが始まった。

いつもはなかなか起きないくせに、いつもよりも早い時間に起きてきた息子。小学生あるあるだ。「おはよう」を言うより先に、両手を上げて「夏休みだー!!!」と大きな声で言う。朝早く起きた息子は、私が朝ごはんの支度をしているあいだ、自由研究の計画を立てはじめる。さらさらっと書いたあと、漫画を読み始めた。私の頭の中で大江千里の『夏の決心』がリフレインしている。

夏休みが始まる二週間くらい前から、息子が玄関に無造作に積み重ねていったお道具箱、書道セット、鍵盤ハーモニカなどのたくさん荷物を自分の部屋に持って行かせる。荷物を学校から持って帰ってくるたびに「自分の部屋に持っていってね」と声をかけていたのに、全く持っていかず、だんだんと溜まっていき、気がついたらジェンガみたいになっていた。それがなくなりすっきり。よくこんなになるまで持って行かなかったなあと思う。面倒くさがってあまり注意しなかった私も夫も、息子に甘すぎるな。

昼食のナポリタン。子供の長期休みはいつも昼食に悩む。

夜、夫が『モンスターハンターライズ サンブレイク』をプレイし、私と息子はそれを眺める。2乙…2回力付きる夫。慎重に行動しなければ3乙してしまう。そんなとき、寝ていたはずの犬がやってきて、尻尾をぶんぶん降りながら「遊ぼう」と夫に飛びつき顔をぺろぺろと舐める。私が「こっちにおいで」と言っても、犬は夫のほうが良いみたいで離れない。テレビ画面の中のモンスターは、咆哮し夫を目掛けてドスドス走ってくる。もう無理だ、こんな状況で倒せるわけがない。そう思ったとき、

「俺、やっていい?」

と息子が夫に尋ね、夫の持っていたコントローラーを握った。モンハンには色々な武器があるが、夫も息子もハンマーをメインに使っている。初代の頃からモンハンをプレイしている夫が、ハンマーの使い方を息子に教え、息子もハンマーを使い始めたのだ(ちなみに私は狩猟笛とライトボウガン、たまに大剣を使っていたが、サンブレイクは未プレイ)。

夫と同じ武器を使っているはずなのに、動きが全然違う。華麗な身のこなしで、あっという間に、夫が苦戦していたモンスターを倒してしまった。ちょっと前まで、モンスターが倒せないとぼろぼろ涙をこぼして泣いていたのに、YouTubeのゲーム実況を見ているうちに、友達と一緒にプレイしていくうちに、いつの間にか夫よりも上手に立ち回れるようになっていたのだ。

「世代交代だな」

と夫が悔しがる。

「しょうがないよ、犬がいるんだから」

と私が慰める。犬がいて、仕事もして、家事もしてだと、ゆっくりゲームする時間をなかなか取れないよね。

ずっと前に『モンハンライズ』を私がプレイいていた頃の画像。レイトウマグロを振り回したくて大剣を練習した。

7/19 妙な咀嚼音

午前4時に起きて犬の散歩に行く生活が続いている。涼しく、車が少なく静かなこの時間は、犬にとって歩きやすい時間なのだ。まだ眠いこの時間だが、活動している人が多いということに気がつく。ジョギングしている人、ウォーキングしている人、庭の草刈りをしている人…老若男女さまざまである。犬のおともだちにも会う。何となく、この時間に会う人たちは、朝の柔らかく白い光でぼんやりとしていて、別の世界に住む人間のようにも感じる。約10年間、この地で暮らしてきて私がずっと知らなかった世界。

午前4時に起きるものだから、つい寝落ちしてしまう。ブログを書きながら、ゲームをしながら、犬をもふもふしながら、気がつくと寝てしまっている。そのせいでブログはなかなか更新できないし、ゲームも全然進まないし、家事も何だかやる気になれない。ぼーっとした日々を過ごしている。

またいつものように寝落ちしてしまい、クッチャクッチャという妙な咀嚼音で目を覚ました。犬がぬいぐるみを噛みちぎり、中の綿を出して大量に食べていた。綿は床に散らばっている様子もない。少しは犬の口の中から取り出したが、ほとんどは犬の胃の中かもしれない。わあああ、寝ないでちゃんと見ていれば!顔から嫌な汗がだらだら流れる。綿がほとんどなくなりスカスカになったぬいぐるみを持って、慌てて動物病院に連れて行く。で、診察結果。

「この量ならうんちと一緒に出てくるでしょう」

と、うんちを出しやすくする薬を出してもらった。プリンの匂いのする甘そうな薬だった。

帰宅後、夫に報告すると

「自分も中学生の頃、スポンジ食べてなんともなかったから、綿くらいなら大丈夫だよ」

という返事が返ってきた。ちょっと待て、どうしてスポンジ食べた!?まだ1〜2才くらいの小さな子がスポンジを食べてしまったならわかるけれど、中学生が口にいれるものなのか!?犬の誤飲でものすごく落ち込んでいたが、自分はすごい人と結婚してしまったな…と改めて思った。

 

7/7 上半身だけ脱ぐ

午前5時20分の政見放送を見ながら、夫とべらべら喋っていたはずなのに、気がついたら夫がいなくなっていた。私の知らない間に出勤してしまったようだ。「いってきます」を聞いた覚えもなければ「いってらっしゃい」を言った覚えもない。玄関の音も車の音も聞こえなかった。犬も何事もなかったかのように丸くなって寝ている。テレビの中では、政治家たちがさまざまなパフォーマンスをしているが、ひとりで見る政見放送はとてもつまらない。

やがて息子が起きてきて、朝食を食べて支度をして学校へ行った。…と思ったら、ダッシュで戻ってきた。

「今日、水泳あるんだった。水着用意して!体温カードに印鑑押して!」

今日もバタバタとした朝。のんびり屋の自分が不思議なくらいテキパキと動き、水着やタオル、水泳帽を用意して、体温カードに印鑑を押した。 そして再び学校に行くのを見送った。

去勢手術から10日経った犬は、術後服を上半身だけ脱ぐことを覚えた。物陰から、術後服を上半身だけ脱いで出てきた姿が、なんだかサウナから上がった若い殿方みたいで、笑ってしまった。

「あらあら脱げてしまったのね、また着ようね」

と、腕を通して上げると、体を床にごろごろと擦り付け、前足と口を巧みに使い、着せてあげたばかりの術後服を脱ぎはじめた。再び着せてあげたら、また同じことを繰り返した。噛みつき防止スプレーを服に吹きかけた。最初は嫌がったが、すぐに効果がなくなってしまう。何度も繰り返すので、面倒臭くなり、相手をするのをやめたら、上半身だけ脱げた状態で寝てしまった。忘れた頃に着せてあげた。背中のマジックテープはまだ剥がせないみたい。

術後服が脱げるまであと4日。砂埃で汚れ、噛んで穴がところどころ空きボロボロになってきた。着せて1週間くらいは、うちの犬は服を全然嫌がらなくて優秀だと思っていたが、全くそんなことはなかった。いつもどおりの犬だった。