41歳、黄桃記念日

某月某日。

【映画】『九十歳。何がめでたい』

映画『九十歳。何がめでたい』を見てきた。

人生100年時代、長く生きることの苦しみや楽しみ、厳しくなっていくコンプライアンスや、便利になっていく世の中など、生きづらさを感じる社会が面白おかしく描かれていた映画。佐藤愛子さんを演じる草笛光子さんの演技が、かっこよくて、草笛さんだけずっと見ていたくなってしまった。連載を依頼する編集者に対して「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否するところが特に好きだった。それから、執筆する後ろ姿が良かった。執筆する喜びを感じさせる生き生きとしたオーラが草笛さんの背中から溢れ出ていた。家庭に問題を抱える編集者、吉川役の唐沢寿明さんとのやりとりもとても面白くて、映画館はたくさんの笑いで溢れていた。

とても賑やかな、TOHOウェンズデイのTOHOシネマズ。この映画の観客はパッと見た感じ、お年を召した方がとても多かったように思えたが、若い方が見ても、この先の人生について考えさせられたり、周りの人たちを見る目がほんの少しだけ変わってきたりするのかもしれない。

「100歳まで生きたい」と、よく口にしている私。このブログも自分の年齢をタイトルにしている。実は、佐藤愛子さんのエッセイに影響されて、年齢をタイトルにしたというのもある。昔は、実年齢を答えることに対して抵抗があり「永遠の18歳」なんて、声色を変え痛々しく答えていたりもしたが、今は年齢を明かすことに抵抗がない。たいした生き方をしているわけではないし、できなくなることも増えたけれど、さまざまな本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたり、旅行に行ったりするなどの経験や知識が自分の中に少しずつ積み重なって、歳を取ることはむしろ嬉しく感じるし、今後の自分の生き方を模索しているときが楽しかったりもする。

このブログも、自分が書けなくなるまで細々と続けていけたらと思う。

映画のついでに、TOHOシネマズのシネマイレージ会員になってきた。

6回見たら1回無料!すごい!

毎週火曜日は1300円で映画鑑賞!すごい!

インターネットのチケット早期購入!これもありがたい!

見た映画の記録がカードに残せるのも嬉しい。他にも貯めたマイルはポップコーンやドリンクと交換可能だとか。映画ライフが楽しくなりそう!