実家から貰った古いホームベーカリーで食パンを作る。残ったごはんがあればそれでパンを作ることもできるらしいのでやってみた。ヘラや泡立て器で混ぜなくても、材料を入れれば機械が勝手に混ぜてくれるので楽ちん。ドライイーストを入れる場所もある。発酵の際に、濡れ布巾をかける必要もない。材料を入れて、わくわくしながら4時間ほど待つと、ふっくらと美味しそうなパンが出来上がった。あつあつのうちにちょっと食べてみた。あれ…味がない。食べられなくはないけど美味しくない。おかしいなあと思い、レシピを見返すと「塩小さじ1」を入れ忘れていることに気がついた。ショック。それにしても塩を入れていないパンがこんなにも味気ないものだったとは。ジャムをつけても、マーガリンをつけてもあまり美味しくなかった。夫も息子も、「まあ胃に入ればなんでもいいよ」みたいな感じで食べていた。あー、どうして塩を入れ忘れてしまったのだろう。
数日後、また、ホームベーカリーで食パンを作った。今度は「塩小さじ1」を忘れずに入れた。4時間後、完成した。朝食に出そうとパン切り包丁で切るが、上手に切ることができない。そういえば母も上手にパンを切ることができず、「不格好でも、味はおんなじだ」と言っていた。でも、やっぱり綺麗に切れたほうが嬉しい。思わずネットで食パンスライサーを調べてしまった。
夫と息子と実食。今度は普通にパンの味がする。手作りのパンはふわふわで美味しい。
「このパンは、何かを塗らなくても美味しいね」
と、夫が言った。たまにパン屋さんで買う食パンも何も塗らなくても美味しいけれど、素材の味だろうか。
次は、胡桃入りの食パンや、パウンドケーキ、メロンパンなども作ってみたい。
ホームベーカリーでピザ生地を作り、それを伸ばしてピザを焼いた。テーブルの上が散らかっていて恥ずかしい。