40歳の寄り道

某月某日。

周りの真似をして雪かき

他の人が雪かきをしているのを見て、私もやらなきゃという不安な気持ちになった雪の日の朝。

夫はテレワーク。息子の通う小学校はいつもより遅い登校時間。二人とも余裕がありまだ寝ている。私は、外が明るくなったのと同時に雪かきをする。同じように雪かきをしているご近所さんに会釈をし、息子の朝食の時間を気にしながら、周りの真似をして雪かきをする。3〜4年ぶりくらいの雪かきだ。ご近所さんたちは、雪かきの暗黙のルールがわかっているかのように、慣れた手つきで雪をかいていく。みんな長靴を履いているのに私だけがスニーカーだ。久しぶりに積もった雪に戸惑っているのがバレてしまう。やがて息子の朝食を作らなきゃいけない時間になり、そそくさと家の中に入っていった。雪かきは、まあまあできたと思う。

雪のため、息子はいつもより1時間遅く登校。「滑って転んだりしないようにね」と何度も声をかけ、玄関で息子を見送る。息子の登校班の集合場所はリビングの窓からチラッと見ることができる。登校班のメンバー全員が揃っているのに、班長が雪遊びをしていた。班長というのは、そう息子のことである。おいおい大丈夫か、としばらく見守っていたら何事もなかったかのように一列になり登校し始めた。まるで笛を吹いたら集合するピクミンのように、バラバラだった登校班のメンバーが急に一列になるのが面白かった。

あとは息子が無事に帰ってくるのを待つだけだ。