40歳の寄り道

某月某日。

コンビ名を勝手につけて

また夫が養命酒カップでブランデーを飲んでいた。今日は、やけに飲むなと思い見ていたら、養命酒カップに麦茶を注ぎ、ちびちびと飲んでいた。なんだ麦茶か。色が同じだからブランデーだと思った。紛らわしい。そんなに養命酒カップが好きなら、夫がいつも飲んでいる朝食のコーヒーも、夕食の味噌汁も養命酒カップで出してあげようか。

多頭飼いのわんちゃんを見ると、仲良しお笑いコンビみたいで微笑ましい。柴犬とシーズーの「シバーズー」とか、白いトイプー2匹の「ゆきみだいふく」とか、茶色のわんちゃん2匹で「アルフォート兄弟」とか…飼い主さんには絶対に言えないような、コンビ名を勝手につけて心の中でキャーキャー言っている犬ファンだ。一頭で散歩しているわんちゃんを見ても、ピン芸人みたいだとは思わないのが不思議。実家で飼っていたトイプードルとヨーキー、コンビ名「もんまお」も、2匹でいるときはお笑いコンビみたいだった。どっちがボケでも、ツッコミでも成り立つような。気持ちよく寝ているトイプーにちょっかいを出すヨーキー、トイプーのおやつを素早く奪い去るヨーキー、ヨーキーの失敗した排泄物を食べるという、とんでもないことをしてしまうトイプー…。2匹仲良くケージを脱出したときもあった。いつもなんらかのコントを見せてくれた。うちにも、ちゃちゃ丸の他に、もう1匹いたら、どんなコントを見せてくれるだろうかと想像する。今日も夫が、「マロ眉いいなー」なんて言いながら、ミニチュアダックスの子犬の写真を見ている。私は、YouTubeで犬の動画を見ている。犬は良い。