40歳の寄り道

某月某日。

休薬期間のひとりごと

生理3〜4日目みたいな不正出血が1週間くらい続いていて、貧血のせいか、なんだかぼーっと過ごしている。毎朝7時に飲んでいる低容量ピルの飲む時間が、少しずれてしまったのがいけなかったのかもしれない。以前にも同じようなことがあったから大丈夫という根拠のない自信と、このまま血を垂れ流し続けるのかもという根拠のない不安が入り混じっている。ピルはやっと休薬期間に入ったばかり。不正出血なのか消退出血なのかよくわからなくなってきたが、次のシートが終わっても出血が止まらないようだったら病院に行こう。

子どもが寝た後で、夫は毎日楽しそうにゲームをプレイしていて羨ましい。子どもには「ゲームは1日1時間」と厳しいのに、本人は随分と長くゲームの世界にいるようだ。つい最近まで、私もゲームをすることが、映画を見たり読書をしたりするのと同じように自分の世界を広げる手段の一つだった。でも今は、やってもやらなくてもどっちでもいい。時々、無性にゲームがやりたくなる時があるけれど、ちょっとやればなんだか満足してしまう。『スーパーマリオブラザーズワンダー』は、やっとワールド2に進んだばかり。

特にやることもないので早めに寝る。明かりのついた寝室で、スマートフォンを眺める。ポータルサイトを眺めていると、毒親とか、義実家でのトラブルとか、セクハラ、モラハラとか、見たくもない漫画が目に飛び込んでくるのどうにかしてほしい。見なきゃいい。そんなのわかっているのに、無意識のうちにクリックしてしまい、気がつくと自分に起きた出来事であるかのように、ものすごく落ち込んでいる。インスタグラムを開けばやっぱり苦手なジャンルの漫画がおすすめに表示され一つ一つミュートしていく。最近のインターネットは見たくもないものがやたらと目に飛び込んできて、もう少しスマホとの付き合い方を考えないといけないなあと思う。夫がゲームを終えるまで、ぼーっと起きていたかったが終わりそうもないので、部屋の明かりを消して目を閉じた。