40歳の寄り道

某月某日。

ひみつ道具は使っても良い

夢を見た。

私を含む5〜6人くらいで、ビルの10階の一室に閉じ込められて入る。スマートフォンの電源は入らない。天井のスピーカーから声が聞こえてくる。

「ここから外に出てみよ。ドラえもんひみつ道具は使っても良い」

ドラえもん…?見渡すと、ドラえもんも同じ部屋にいた。猫型ロボットなのに、なんの違和感もなくそこにいた。

ドラえもん、どこでもドアを出して」

「君、僕の道具それしか知らないんじゃないの?もっと他にないの?」

「じゃあ、通りぬけフープを出してよ」

「やだよ、面倒くさい」

いつもやっているみたいに、ポケットから出せばいいだけじゃないか。何が面倒くさいんだ。周りからいろいろな意見が飛び交うが、何か正解の道具があるらしく、ドラえもんは全く道具を出してくれない。私もいろんなひみつ道具を思い浮かべるが、密室ではどれも役に立ちそうにない。

目が覚めた。

夢の内容を夫に話したら

「そのドラえもんは、君自身を反映しているのでは?」

と言われた。夢の中には私もいたのに、ドラえもんも私だというのか。私の潜在意識が作り出した世界なのだから、私が私と対話しているということもあり得るのかもしれない。知らんけど。

雨の一日。

買うものはないけれど、夫と一緒に車でショッピングセンターに出かけた。屋根のある駐車場は満車で、屋上駐車場に停めた。屋上につながっている上り下りのエスカレーターは停止していて使えなかった。普段は動いているものが動いていないというだけで、ゾワゾワ来るものがある。のんびりとウインドウショッピングを楽しんだ。

帰宅した時には、雨が止み犬の散歩に出かけた。