40歳の寄り道

某月某日。

「勉強しなさい」「あなたもね」

夫が勉強をしない。

夫は、10月に試験を控えているのだが、勉強せずにネットショッピングで腕時計を探したり、YouTubeを見たりしている。子どもに「勉強しなさい」と言うくせに、勉強の大切さを語るくせに、自分はやらないのはなんなんだ。受かる気がなくても、ちょっとくらい勉強してほしい。私だって色彩検定2級を受けたときは隙間時間を見つけて頑張って勉強したぞ。過去問もいっぱい問いたぞ。…落ちたけど。

これからの私は、夫にどう勉強させるかを考えながら生きていこうと思う。とりあえず、夫が子どもに「勉強しなさい」と言う度に、「あなたもね」と返してやる。

今日は、一生懸命、浴室と洗面所の掃除をした。浴室は暑くて大変。その上、スチームクリーナーで高温の蒸気を出しているものだから、額から、体から汗がだくだくと溢れ出て止まらない。サウナみたい。気がつくと「ふうふう」と、呼吸も荒くなっていて、こんなところで倒れてはいけないと、何度も冷房の効いたリビングに移動して、ちびちびと冷たい麦茶を飲んだ。掃除を終えたあとは、プールからあがったみたいに、体がぐったりとしていた。

夫は在宅勤務の日。昼食に、おにぎり2つと卵焼きを作り、ブロッコリーを茹で、冷凍の唐揚げを添えてあげた。

ジャパネットのおろし金も注文し、良い一日。