40歳の寄り道

某月某日。

インターホン

砂肝の下処理をしていたら、犬が

「あのー、それ僕にもくれるんですよね」

と、目をうるうる、キラキラさせながら、こっちを見てきた。かわいい、かわいすぎる。ダックスフントの上目遣いは反則。人間の食べ物を自分も貰えるんじゃないかと期待している時の犬の顔に弱い。砂肝をちょっとだけ切って茹でて、犬に食べさせた。うふふ、喜んでいる、喜んでいる。

インターホンの取り付け工事の人が来た。

先週の生協の日に、いつも優しい配達員のおじさんが掃き出し窓をバンバン叩きながら、インターホンが鳴らないことを大きな声で教えてくれて、壊れていることに気がついた。一週間経った今日、やっと新しいインターホンに交換してもらうことができた。「長ければ1時間ほどかかりますよ」と説明されたが、配線等に問題がなかったため30分ほどで取り付けが終わった。「外から鳴らすので、通話ボタンを押して画面が見えるか、音が聞こえるか教えてくださいね」と、工事の人と二人で動作確認をするのはちょっと恥ずかしかったが、良かった。ピンポンと音が鳴ることに感動している。窓を叩かれるのは心臓に悪い。

インターホンが使えなかった一週間、PTA関係の人や、子供の友達、ずっと前から子供と約束していた宅配ピザなど、ああこんなにも我が家には色々な人が訪れるのだなということに気がつかされた。