40歳の寄り道

某月某日。

犬の散歩のときだけマスクを外す

2023年5月8日(月)

小学校はお弁当の日で、朝からバタバタ。お弁当以外にも、洗濯機を回したり、ゴミを出したりやることがたくさん。そんな時に限って、犬がおしっこを失敗したり、なぜか予約した時間にご飯が炊き上がらなかったりする。うちの子は、6時半に目を覚まし、登校する5分くらい前まで、テレビを見ながら、のんびりと朝ごはんを食べている。慌てるそぶりもない。だが、いつもそれで間に合ってしまうのだ。私は、着替える隙を見つけられず、まだパジャマ姿のままでいる。

息子が登校したあと、敷きっぱなしの布団の上にごろんと横になる。時間に追われなくなり、ほっとする。雨のせいか、犬も散歩に行きたがらない。ああ、疲れた。少しだけ寝てから、布団は畳むことにしよう。

午前10時頃、雨が止んだ。

地面が乾いてから犬を散歩に連れて行く。今日から、犬の散歩のときだけは、マスクを外すことにした。久しぶりの感覚に違和感を覚えたが、マスクを着けていないだけでうちの犬はよく歩いてくれるような気がする。明らかに私自身の気持ちに余裕がある。メガネが曇らない、口元が蒸れない散歩がこんなにも快適だったとは、と感動する。

畦道を歩いていると、犬が「走ろう?」と目で合図をしてくる。リードを強く握り締め、犬の要求に応えてやる。…もうすぐ40歳の超インドア飼い主には、君のスピードで走るのは、マスクを外していてもちょっとキツイぞ。