40歳の寄り道

某月某日。

素敵な昼ごはん

息子の通う小学校は臨時休校中。このご時世だからこういうこともある。息子は流行りの感染症を恐れたりせず、『ヒルナンデス』が見れて嬉しいと呑気。問題は昼ごはん。家に何もないなあ、コンビニでも行ってこようかなあと思っていたら生協の宅配がやってきた。ラッキー!冷凍唐揚げが入っている。これを昼ごはんのおかずにしよう。あとは味噌汁を適当に作って、トマトでも切ればいい。夕食の残りのポテトサラダも添えよう。1週間前、唐揚げを注文した自分のおかげで、パパッと素敵な昼ごはんを作ることができた。1週間前の自分ありがとう。ご飯を食べ終えたあと、来週の生協の注文。1週間後の自分が喜んでくれるような注文ができますように。

息子は今、自由帳に漫画を描くことにハマっている。恥ずかしがったり隠したりせず、私にも読ませてくれるのが嬉しい。息子の好きなコロコロコミックみたいなドタバタギャグ漫画で、キャラクターが爆発することはしょっちゅう。途中、算数の問題があったり、テレビで見たことがあるようなナゾトキがあったり、なんでもありの愉快な小学生ワールド。驚いたことにもう三冊目である。これだけ続けられるってすごいなと思う。

天下一武道会みたいなトーナメント戦をやるから、新しいキャラを考えてほしい」

と、いうのでノートに色々描いて一緒に考えてあげた。

「トイプードルのキャラクターなんてどう?かわいいマスコットキャラがいるだけで人気が出るかもよ」

「うーん使いづらいキャラクターだな」

「じゃあ、おじいちゃんキャラは?」

「描くのが難しそう」

「じゃあ、ぼたもち君。ほら描きやすいよ」

「自分の世界観には合わない」

どれもこれも息子の世界観に合いそうな気がしたのに、私の思い描いているものとギャップがあるみたい。幼稚園くらいの頃は、私の描いたものを真似して嬉しそうに「ぼくにも描けた」なんて言っていたのに、いつの間にか違う世界を見るようになったんだなあ。

明日も臨時休校。昼ごはん、何作ろう。