40歳の寄り道

某月某日。

帰省、増えすぎたメダカ水槽

2023年9月16日(土)

子どもを連れて私の実家に帰省。途中、どこかの駅で起きた人身事故の影響で、電車の中で30分以上待たされるというトラブルもあったが、無事に静岡に帰ることができた。一本遅い電車を選んでいたら、混雑している東京駅で長く待たされていたかもしれないな。

実家に帰るのは2年ぶりくらいだろうか。ヨークシャーテリアは16歳になり、ご飯の時以外はほとんどベッドの上で寝たり、モゾモゾと動いたり。さらさらだった毛並みは、少しゴワゴワとしていた。あと、メダカの水槽がやたらと増えていて驚いた。ざっと数えた感じだと、16個くらいあった。赤や青や黒など、メダカの種類ごとに別れており、もしも親がいなくなったらこのメダカの水槽、どうしたら良いのだろうと、良からぬことを考えてしまった。

あと、熱海富士という熱海出身の力士を両親は応援していた。熱海富士の出番になると、「いけ!いけ!」と父と母、二人でテレビの前で大盛り上がり。熱海富士が勝ったときには大きな拍手をしていた。今までスポーツ中継を見ながらこんなに盛り上がったことがあっただろうか。高齢になった両親の意外な一面を見た気がした。

両親は、ジャパネットにハマっているらしく、ジャパネットで買ったいろんなものを見せてくれた。無水調理鍋、除湿剤、宇野昌磨も愛用する磁気ネックレス。来年のおせち料理もジャパネットで予約したそうだ。いつかはMSCベリッシマに乗って日本一周クルーズをするのが夢だとか。私と同じことを言っていて、ああやはり血は繋がっているのだなと少し凹んだ。ジャパネットのカタログを見ながら、私もおろし金スライサーセットを買ったことを伝えると、「そんなの包丁で切った方が早いじゃないか。洗うのも大変だし」と否定されてしまった。めちゃくちゃ便利だよ。滑らないし、キャベツの千切りも大根おろしもふわっふわ。買って良かったと思っている。

子どもは少し退屈そうで、誰もいない和室でゴロゴロしながら、私が子どもの頃に読んでいた漫画をつまらなさそうに読んだり、スマートフォンをいじったりしていた。サイクルマシンとか、座るだけで痩せる椅子とか楽しそうなものを色々見つけたが、どれもすぐに飽きたようだ。

夜ごはんは、ファミレスへ。父は生ビール中ジョッキを4杯飲んでいた。ファミレスで酒を飲むことが定年後の楽しみの一つなのだと言っていた。店内は観光客と思われる客でいっぱいで、猫型の配膳ロボットがとても忙しそうにしていた。