40歳の寄り道

某月某日。

iPad保護フィルム1680円

インターネットで日記を書き始めた高校2年生のとき、『60歳○○の日記(仮名)』というネット上の日記をたまに読んでいた。掲示板等で交流したりすることはなく、本当にひっそりと読んでいただけだったのだが、タイトルが『64歳○○の日記』になるまで読んでいたと思う。現在、80歳くらいだろうか。お元気にしていらっしゃるかな。

年齢が恥ずかしいとか思わなくなってきた最近、私も自分の年齢をタイトルにできたら素敵だなと思い、新しくブログを開設したのを機に真似してみた。今まで何度もハンドルネームを変え、いろいろなところでこういう文章を書いてきた私。長く使っていたのに突然サービスを終了してしまったところもあったし、どうしても合わなくて使うのをやめてしまったところもあるし、自分がこういうことを書くのに飽きてしまった時期もあったし、文章を書くのが好きな私でも続けるのは難しい。今回も続くかどうかわからない。だけど、タイトルに「90歳〜」とつくくらいまで続けられたら、ほんのちょっとはみんなに面白がってもらえるかな。

iPadの保護フィルムを買いに行った。家電量販店の売り場は、iPadコーナー、iPad miniコーナー、iPad Proコーナーとわかれていて、iPadコーナーから「2021年モデル対応」と書かれたものを選んだ。一緒についてきてくれた夫にも「私の持っているiPadこれでいいんだよね」と確認した。夫も「2021年モデルのiPadだからこれでいいんだよ」と言った。1680円。購入。

家に帰り、早速貼ろうとしたらどうしてもサイズが合わない。どうしてだろう。パッケージを見てみると「iPad 2021年モデル対応」とでかでかと書かれた下に小さな字で「iPad Pro 11インチ」と書かれていた。うわあああ、間違えて買ってしまった。私も夫も気がつかなかった。iPad Proコーナーではなく、iPadコーナーに置いてあったし、もしかしたら店員さんも小さく書かれた「iPad Pro11インチ」には気が付かなかったのかもしれない。開封してしまったし、フィルムもシートから剥がしてしまったから返品することもできない。ショックだ。若者ことば風にいうと、ショックみが強いというのだろうか。多分、使い方が間違っている気がする。

夕食を作っていても、子どもに勉強を教えていても、テレビを見ていても間違えて買った保護フィルムのことを考えるとショックで、少しでも間があれば「ああ、どうして…」と、ずっとぼやいていた。「いい加減、気持ちを切り替えなさい。1680円くらいどうってことないだろ」と夫に叱られた。こういう夫でよかった。