40歳の寄り道

某月某日。

玉ねぎと格闘

今日、夫は仕事がお休みだったので、夫の運転で二人でドライブした。息子は学校。息子のいないお出かけは久しぶり。

途中、夫はお腹が痛くなり、通りかかった近くにあったイオンに車を止めて、トイレに行った。腹痛のときの夫は、競歩の選手みたいに歩くのが早い。私を置いてどんどん先に行ってしまう。緊急事態だから仕方ないか。

私はのんびり歩きながらイオンに入る。平日のイオンのゲームセンターは私みたいな主婦や、ご年配の方がたくさんウロウロしている。私もクレーンゲームをやって遊ぶ。夫がトイレから帰ってきたときにでっかいぬいぐるみを抱えていたら笑ってくれるかもしれない。全然とれない。上にあがった時、わずかにアームが開いて、つかんでいたぬいぐるみを元にあった場所に落とす。あと数百円入れたらガッチリぬいぐるみをつかんでくれるかもしれない。しかしもう100円玉がないので諦める。夫も戻ってきた。

お昼ごはんに蕎麦屋に行く。二人で天麩羅そばを頼む。すると野菜のかき揚げのついた蕎麦が二つテーブルに運ばれてきた。私はかき揚げが苦手だ。かき揚げ…というよりかき揚げには欠かせない玉ねぎが苦手。食べようと思えば食べられる。牛丼の玉ねぎだって、カレーの玉ねぎだって、お弁当に入っているイカリングのふりをしたオニオンリングフライだって食べる。蕎麦についてきたかき揚げだって食べるさ、大人なんだから。でも、食感がどうしても好きになれない。私がかき揚げの玉ねぎと格闘していたら、もう夫は食べ終わろうとしていた。食べるのが早い。私も数分遅れて、蕎麦を食べ終わった。ずいぶん、たくさんの玉ねぎが入っていたかき揚げだったな。玉ねぎ好きにはたまらないかもしれない。次にこのお店に行くことがあったら、とろろ蕎麦を注文しよう。

玉ねぎを食べた私、えらい!