2026年2月24日(火)
それでも生きたい、と思ったときに日記を書きたくなる。
うちの犬の尻尾は、まるでふさふさの箒のようで、散歩に行くとたくさんの葉っぱをかき集める。家の中まで葉っぱを連れてくるから大変だ。ブラッシングして掃除機をかけて、それでも犬の体には葉っぱがついている。なんとなく土のような匂いがする。
家事とPTAの両立できない。
今、私の頭の中はぐちゃぐちゃでどうしようもなくて、電話が怖くてLINEが怖くて仕方がない。詳しくは書けないけれど、学校と別の保護者の間の板挟みになっているのだ。PTA役員なのだから仕方ない役割なのかもしれない。これがお給料の発生する仕事だったら「こんなことやってられないですよ」と退職願いを出していたと思う。でもPTAはそうもいかない。仮に私がPTAをやめたとしても、子どもは学校に通い続けるし、私も子どもが卒業するまでずっと保護者なのだから。
皿が重なったシンクを見て、洗わなければと思う。息子の塾の時間も迫っているのに料理ができない。何かを食べたいとか、食べさせなきゃとかそういうことが考えられず呼吸が浅くなる。「あなたは悪くない」、そんな優しい言葉をたくさん言われても、何もできない自分ばかり責めてしまう。
近所のスーパーに行く。
「3月9日は裏グミの日」というポップがあった。グミにおもても裏もあるのかと笑ってしまい『カンデミーナ スーパーベスト』をかごに入れる。
結局、湯煎で温めるだけのレトルトカレーを夕食にする。中二息子には足りなかったらしく、棚からおやつを出してぼりぼり食べていた。私は、こんなときに限って食欲がない。
夜、お仕事。
その間も、LINEの通知が鳴りやまない。私の代わりに怒ってくれる人、同情してくれる人、アドバイスをしてくれる人……。そんな人たちの期待を裏切り、何もしないという選択肢を私はとってしまうかもしれない。今まで積み上げてきたものを私がぶち壊しにしてしまうかも。
「あともう少しだから頑張ろう。ここで放り投げたら後悔するよ」
「いいじゃん、ぶち壊しても。PTAなんてその場限りの集まりだしさ」
「悩むより行動しちゃえば? 意外とサラッと解決するかもよ」
「いやいや、私がやる必要ないでしょ。もともと別の人の仕事なんだし」
全部、心の中の私の声だ。
小川糸さんの日記エッセイ『犬とペンギンと私』を読む。日記っていいなあ。誰かが生きていること、生活していることに少しだけほっとした。

