40歳の寄り道

某月某日。

犬と節分

2月3日、節分。

スーパーに恵方巻きを買いに行く。恵方巻きが全国的に広まったおかげで、いつからか節分はご飯を作らなくても良い日になった。よく行くスーパーは、いつの間にか桜の花みたいなピンク色のパッケージの商品が増えて、春だ、春だと嬉しくなる。恵方巻き売り場には人が群がっていて、その中から、焼肉恵方巻きと、サーモンといくらの恵方巻き、七福恵方巻きを手に取りカゴに入れる。

午後、犬の散歩。小学校の下校と重なってしまう。この日、うちの犬がビビったのは、授業で作ったであろう鬼のお面を被った子どもたちと、キャイキャイと豆をぶつけ合う子どもたち。節分を満喫していて微笑ましい。でも犬にとっては全然微笑ましくない。自分に豆がぶつけられては困る、鬼に襲われてはいけないと、歩くペースが速くなる。

散歩から帰宅して、iPadを眺めながらぼんやりと過ごした。神社や寺の豆まきに参加する芸能人を調べたり、無料体験で入れてみた楽天マガジンを読んだり、笑点の新メンバーを予想してみたり…。やがて夕方になり息子が帰宅し、夫も帰宅。夕食はスーパーで買ってきた恵方巻きだけど、レタスくらいはちぎろうか。

節分なので犬の餌に納豆を少しだけ混ぜてあげる。節分じゃなくても、納豆を食べるけど…。

今日も食卓にブロッコリーが残ってしまう。うちの犬は、やっぱりそれを欲しがる。少しだけ犬にあげて、残りのブロッコリーはオムレツにでもしよう。