40歳の寄り道

某月某日。

8/30 夏休みが終わった

夏休みが終わり、

「あー学校に行きたくねえ、めんどくせえ」

と言いながら登校した小学5年生の息子。前日の夕食は、「学校のことを考えると食欲がなくなる」と言って、ほとんど食べなかった。どこのニュースを見ても、夏休み明けに自殺が急増などとやっていて、少し心配になったが、親の対応としては何が正しいのだろうと、答えを見つけ出せないまま、息子を学校に送り出した。私自身も、小中学生の頃の夏休み明けも、そうでなくても学校に行きたくなくて泣いていたけれど、不登校という選択肢は親も祖父母も絶対に許してくれなかった(おかげで皆勤賞を取ることができた)。自分の子には同じ思いをさせまいとずっと思っていたが、親の立場になってみると、簡単に休ませてしまうのもなんだか違うような気がして、ただただ息子の愚痴を頷きながら聞いているだけだった。

久しぶりの一人の時間。犬と遊んだり、家事をしたり、買い物をしたり、ゲームをしたり、何か特別なことをしたわけではないけれど、昼ごはんを作る手間だけがなくなり、ごはんの上に豆腐や納豆、なめ茸、ちりめんじゃこなど、火を通さなくても食べられるようなものをざっと乗せて食べた。一人の時間ってやっぱり良い。

15時、下校する子どもたちの声が聞こえると、うちの犬は、カーテンの中に潜り込み、窓の外に向かいワンッワンッと吠える。子どもたちの群れの中から知っている顔を見つけると、犬の尾がるんるんと激しく左右に揺れる。犬がカーテンから飛び出し玄関に向かう。私も玄関の鍵を開けに行く。息子が帰ってきた。

「学校、めっちゃ楽しかったー」

とめっちゃ笑顔。親を心配させまいと、わざと元気に振る舞っているのではないだろうかと心配したが、学校での出来事や今日の給食のことを嬉しそうに話してくれた。本当に楽しいという気持ちが伝わってきた。とりあえずほっとした。どうか毎日、息子の楽しい報告が聞けますように。