40歳の寄り道

某月某日。

6/15 散歩はしたいけれど怖い

今日の犬の散歩は、微かに雨が降っていた。体では感じるけれど目では見えないような雨。犬は公園の前の道で立ち止まってしまう。そして、その先に進もうとはせず、引き返す。数日前から、いつもこんな感じの散歩だ。

最近、うちの犬はついていない。ある日、いつもの散歩道で、大きな音でサイレンを鳴らす緊急車両に遭遇してしまう。それは人の命がかかっているし、仕方がないことだけど、またある別の日は、狭い住宅街をブルブル、ブオォーン、キキキキーと大きな音を立てて、通報レベルの速さで走る車にも遭遇してしまった。そんな日が続くものだから、途中で引き返すようになってしまったのだ。散歩はしたいけれど怖い。また大きな音の車が来たらどうしよう。そんなわかりやすい顔で私を見つめてくる。

「私と一緒なら大丈夫だよ」

と、歩かない犬を優しく撫でるが、伝わっていないみたい。無理せず引き返して家に帰る。ゆっくりゆっくりトラウマを克服していこう。週末は車のいないドッグランで思い切り走り回ろう。

息子は、初めての調理実習。お茶のいれ方を学んだそうだ。生まれて初めてお茶を飲んだ息子の感想はというと、

「熱いし苦いし最悪」

お茶の良さがわからないとは、まだまだ子供だな。しかし、お茶をいれて飲むという習慣のない我が家にも問題はあるのかもしれない。実家も義実家も、食後やおやつの時間に、当たり前のようにお茶が出てきた。我が家は、夫は食後に勝手にコーヒーを飲むし、わざわざお茶をいれたりなんかしないのだ。

私も初めての調理実習は、お茶だった。先生がお茶菓子を用意してくれたのを覚えている。小さな甘い和菓子で、これが苦いお茶によく合った。学校でお菓子を食べるといった特別感も嬉しかった。たまには家でお茶を入れてみようかな。