40歳の寄り道

某月某日。

犬の話になるたびに

「ごく普通の日記」というスタンスで始めたブログが、夫観察日記みたいになっている。だって見ていて面白いんだもん。同じように、夫も私の行動を面白がっている。別に面白がるような行動はしていないはずなのに。

今日も夫の話である。

3月に家族旅行をする予定なのだが、なかなか計画が進まない。というのも、我が家では最近、犬を飼うかどうか真剣に悩んでいて、いつお迎えしてもいいように犬を飼うという前提で暮らしている。ケージの場所も決めた。犬に噛まれてぼろぼろにされたら困るものも全て片付けた。あとはお迎えするだけである…が、いますぐ飼っちゃえという話になるわけではなく、犬中心の生活になるということにいまいち踏ん切りがつかない。もし犬をお迎えしてしまったら帰省も大変になるだろうし、私も専業主婦のままだろう。犬と一緒に過ごす時間が長いのは、家にいる時間が長い私だ。実家で犬を二匹飼っていたことがあるとはいえ、日中働いていた私はかわいがるばかりだったので、きちんと躾けられるかどうか不安だ。

「そんなことはわかっている」

犬の話になるたびに、犬を飼うデメリットばかり私が口にするので、うんざりするかのような口調で夫は言った。そしてInstagramで犬の写真を探して眺めていた。

「あぁ〜かぁいい〜。破壊力半端ないってぇ、小さぁい、もふもふ〜。ほらほらモコちゃんも見てみなよ」

夫の理性が崩壊。顔がふにゃふにゃになっている。このやり取り、今回に限ったことではなく、もう何回も犬を飼うかどうかの話になるたびにこんなやり取りをしている。きっと犬を飼うまでこんなやり取りを続けるのだろう。

f:id:mokosuzuhaitan:20211108110708j:image実家のヨークシャーテリア